アメリカ学生ビザ面接が一時停止?報道内容と今できる対策を解説

アメリカの政治専門メディア「ポリティコ」によると、アメリカ国務省は、世界各国の大使館や領事館に対し、学生ビザの新規面接予約を一時停止するよう命じたとする電報が存在するというニュースが駆け巡りました。
対象となるのは以下のビザです。
- Fビザ(語学学校や大学などへの留学)
- Mビザ(職業訓練・専門学校への留学)
- Jビザ(交換留学・インターンシップ・文化交流など)
その理由として、「ソーシャルメディアの審査を拡大する方針があり、その対応準備のため」とされています。具体的には「セプテル(Seperated Telegram)」と呼ばれる別電報の発行を待つように、という指示があったと報じられています。
▶ 詳細は一次情報をご確認ください:
https://www.politico.com/news/2025/05/27/trump-team-orders-stop-to-new-student-visa-interviews-as-it-weighs-expanding-social-media-vetting-00370501
本記事をガイドする人

School Owner / Hironori Yamaguchi
Yamahi
紹介文 / Introduction
Honoluluにある創立56年目のAcademia Language SchoolのSchool Owner | 家族で2022年にハワイ移住・3児の父。趣味は子供のゴルフキャディー。
この記事の内容は以下のYouTubeでも解説しています。
目次
まずは冷静に:現時点では“公式決定”ではない
今回の件について、アメリカ国務省の報道官は「そのような文書があるかどうかは確認できない。存在するならばリークされたものであり、公には議論されていない」とコメントしています。
つまり、このニュースは報道ベースであり、公式に「学生ビザ面接を停止する」と発表されたわけではありません。
実際に、現時点では多くのアメリカ大使館・領事館のビザ面接予約システムは通常通り稼働しています。すでに予約を取っている方から「面接日がそのまま残っている」という報告も入ってきています。
予約済みの方はそのまま手続き継続でOK
今回の報道は「新規の面接予約」に関するものです。すでに面接日が確定している方には、現段階では直接的な影響はないと考えられます。
ただし今後、状況が変化する可能性もゼロではありません。念のため、以下のことを心がけてください。
- ビザ申請に関するメールや大使館からの通知をこまめに確認する
- 公式Webサイトでの情報更新に注意を払う
一般的な日本人留学生には大きな影響がない可能性も
今回の動きは、アメリカ国内での政治的背景も関係しているようです。報道によれば、反ユダヤ主義への対応として、特定の国籍・背景を持つ留学生に対してビザ審査を厳格化する動きと連動しているとのことです。
「反ユダヤ主義は日本人だから関係ない」「日本人だから安心」と過信することなく、準備は万全にしておくことが大切です。
日本はアメリカにとって長年の同盟国であり、日本人留学生への影響が出る前に状況に変化が起きることを願っています。
今できる準備を進めましょう
不安定な状況下だからこそ、以下の点を早めに進めておくことが重要です。
- I-20の発行依頼
- SEVIS費用の支払い
- DS-160の提出
また、今回の措置は「ソーシャルメディア審査強化」にも関連しています。X(旧Twitter)やInstagram、Facebookなどでの投稿内容が審査対象になる可能性があるため、渡航を予定している方は過激・誤解を招く内容の発信には注意を払いましょう。
最後に:正しい情報をもとに、冷静な行動を
ビザ申請を控えている方の中には、不安を感じている方も多いと思います。ですが、こういう時こそ、噂や断片的な情報ではなく、一次情報や公式発表を元に行動することが大切です。
アカデミアランゲージスクールでは、ハワイでの語学留学を希望する皆さまのために、I-20発行、ビザ申請、面接準備までを一貫してサポートしています。困ったことがあれば、いつでもお気軽にご相談ください。
皆さんの夢の留学が実現するよう、スタッフ一同、心から応援しています!