ハワイ移住の1ヶ月前にやったこと【実体験まとめ】
ハワイ移住を決めてから実際に生活が落ち着くまで、最も慌ただしく、かつ重要なのが「移住前の最後の1ヶ月」です。この期間に何をやるかで、現地生活の立ち上がりが大きく変わります。
この記事では、実際にハワイへ移住した我が家が、移住1ヶ月前にやったことをまとめます。これからハワイ移住を考えている方のチェックリストとしても使える内容です。
目次
移住前の最後の1ヶ月にやったこと
1. 家の解約・退去準備
ハワイ移住に向けた準備の中でも、住まいの解約と退去は精神的にも物理的にも負担が大きい工程でした。今回は賃貸物件の退去日を日本出国日と同日に設定しましたが、結果的にこの判断は非常に合理的だったと感じています。
スーツケースの整理や最終的な荷物の仕分け、各種手続きへの対応を考えると、慣れた自宅が使えることの安心感と作業効率は圧倒的でした。移動やチェックインの手間がないだけでも、出国前の消耗を大きく減らすことができます。
一方で、ライフラインの停止手続きは想像以上に手間がかかります。ガス、電気、水道はそれぞれ契約先が異なるため、個別に連絡を入れて停止日を調整する必要がありました。どれか一つでも漏れると退去後のトラブルにつながるため、早めにスケジュールを整理しておくことが重要です。
また、マンション住まいだったため、ゴミ出しは退去日にまとめて行いました。ただし、実際には当日になって想定以上の量が出てしまい、最終的には管理人さんに手伝っていただくことになりました。大型ゴミや細かな生活廃棄物は、最後まで予想しきれない点だと実感しました。
こうした経験を踏まえると、退去日を必要以上に早めるよりも、出国日に合わせて設定したほうが現実的です。生活の拠点を最後まで維持できることで、移住準備全体を落ち着いて進めることができました。
2. 銀行・お金まわりの準備(外貨預金とWise)
ハワイ移住に向けて、念のため外貨預金口座を作りましたが、結果的にはほとんど使うことはありませんでした。
日本の銀行で米ドルを持っておける安心感はあるものの、実際の生活では使い勝手があまり良くなかった印象です。
一方で、実際に役立ったのが Wise(ワイズ) でした。
Wiseは日本円から米ドルへの両替や海外送金がスムーズで、アメリカでの生活資金の移動にも使いやすいサービスです。
特に「いざという時に使える口座がある」という安心感は大きく、精神的なお守りのような存在でした。
ただし注意点もあります。
- 物理カードが手元に届くまで約1ヶ月かかる
- 出国直前に申し込んだ場合、渡航前にカードは届かない可能性が高い
そのため、出国直前にWiseを作る場合は、「物理カードは間に合わない前提」で計画するのがおすすめです。オンライン送金や残高管理はできるので、緊急用・補助的な手段として考えるとちょうどよいと思います。
余裕があれば、渡航の1〜2ヶ月前には契約しておくと安心です。
3. 住民票の転出届・転入届
ハワイ移住にあたり、住民票の転出届・転入届の手続きも忘れずに行いました。
この手続きは、引っ越しの前後2週間以内に行う必要があります。
実際に感じたのは、
「後でやればいい」と思っていると、かなり面倒になるという点です。
- 出国後に気づくと、日本にいないため手続きができない
- 委任状や郵送対応が必要になり、時間も手間もかかる
そのため、スケジュールに余裕があるなら、
出国ギリギリではなく、少し早めに動いておくのがおすすめです。
特に海外移住の場合は、ほかの準備に気を取られがちなので、役所関係の手続きは「先に終わらせるもの」として優先順位を高くしておくと安心です。
4. 運転免許経歴証明書の取得
ハワイで日本の運転免許を現地の免許証に書き換えるためには、運転免許経歴証明書の提出が必須になります。
この証明書には、以下の条件があります。
- 日本語・英語併記の原本
- 発行日から3ヶ月以内
以前は、警察署で申請用紙をもらい、必要書類をそろえて郵送するという手間のかかる手続きでした。
しかし現在は、「運転経歴に係る証明書申請アプリ」(Apple / Google)を使えば、スマホだけで申請が完結します。
手続き自体は以前よりかなり楽になりましたが、それでも出国直前に気づくと完全に詰みます。
- 発行までに時間がかかる
- 発行日から3ヶ月以内という制限がある
- 日本にいないと対応が難しい
ハワイ移住を考え始めた段階で、早めに取得しておくのがおすすめです。
5. 車の売却
ハワイ移住にあたり、日本で所有していた車を売却しました。一社だけに絞らず、複数の買取業者に自宅まで来てもらい、価格を比較したのは正解だったと思います。
最終的なポイントは、引き渡し場所を成田空港に指定したことです。
- 出国当日まで車が使える
- 荷物の移動がとても楽
- 空港で鍵を渡すだけなので手続きもシンプル
海外移住や長期渡航の場合、空港引き渡しに対応している業者を選ぶと本当に楽です。
6. 長男のスクール手配(事前)
ハワイ移住を具体的に検討し始めたのは2月でしたが、学校関連の準備については早い段階から動き出しました。住居やビザの話と並行して進める必要があり、後回しにすると選択肢が一気に狭まると感じたからです。
特にサマープログラムについては、ビザの確定を待たずに先行して申し込みを行いました。人気のあるプログラムほど定員が早く埋まるため、正式な渡航スケジュールが固まってから動くのでは間に合わないケースが多いのが実情です。そのため、この段階では「確実性」よりも「席を押さえること」を優先しました。
もちろん、ビザが取れなかった場合や予定が変更になる可能性も考慮する必要があります。そこで重視したのが、後からキャンセルや日程変更ができるプログラムを選ぶという視点でした。多少条件が厳しくても、柔軟性のある選択肢を持っておくことで、精神的な余裕を保つことができます。
このように、長男のスクール手配は移住準備の中でも早めに着手すべき項目です。すべてが確定してから動くのではなく、選択肢を確保しながら調整していく姿勢が、結果的にスムーズな移住につながりました。
7. 段ボールの荷造り(7箱)
出国前の準備が進む中で、最終的に日本から発送した段ボールは7箱になりました。すべてを一度に持っていくのではなく、現地での生活フェーズを想定しながら中身を分けていったことが、結果的に判断をしやすくしたと感じています。
まず意識したのは、ハワイ到着後すぐに始まるエアビーでの生活に必要な衣類です。気候や洗濯頻度を考慮し、当面を無理なく回せる量に絞って梱包しました。現地で調達できるものは持たず、日本から持っていく必然性のあるものだけを選ぶことで、荷物の優先順位が明確になります。
一方で、賃貸物件に入居してから使う予定の食器やストレージ用品については、到着直後には不要と判断しました。これらは段ボールにまとめ、日本から別送する形を取りました。生活が落ち着いてから開封する前提で準備することで、到着直後の混乱を避けることができます。
本については、重量と量を考慮して郵便局の船便を利用しました。費用面では魅力的でしたが、到着までに約2か月を要し、その間は手元にない状態が続きました。さらに、実際に届いた段ボールはかなり傷んでおり、ボロボロの状態で受け取ることになりました。中身に大きな問題はなかったものの、精神的な負担は想像以上でした。
こうした経験を振り返ると、本に関しては飛行機に乗せて持ち込んだほうが、結果的に楽だった可能性があります。重さや持ち運びの大変さはあるものの、到着後すぐに使える安心感や、輸送状態を気にしなくて済む点を考えると、トータルでのストレスは少なかったように感じています。段ボールの荷造りは、費用だけでなく、時間と気持ちの余裕まで含めて判断することが重要だと実感しました。
8. 歯医者・人間ドック
ハワイ移住を前にして、医療面の準備として優先したのが歯科と健康診断でした。渡航後に体調面の不安を抱えないためにも、日本にいるうちに家族全員で一度きちんと確認しておくことが重要だと考えました。
まず歯科については、家族そろって歯科健診を受けました。自覚症状がなくても、小さな虫歯や噛み合わせの問題が見つかることもあり、結果的に治療が必要な箇所を事前に把握できたのは大きな安心材料でした。アメリカでも歯科治療は可能ですが、費用や予約の取りにくさを考えると、日本で済ませておける部分は済ませておくほうが現実的です。
あわせて、人間ドックも日本で受診しました。言語の壁や保険制度の違いを気にせず、慣れた環境で検査を受けられる点は大きなメリットです。健康状態を一度リセットするような感覚で受診しておくことで、移住後の生活に集中しやすくなりました。
アメリカの医療費は、日本と比べると非常に高額になるケースが多く、軽い検査や治療でも負担が大きくなりがちです。そう考えると、日本で対応できることは渡航前に済ませておく判断は、時間的にも金銭的にも合理的だったと感じています。医療面の不安を減らしておくことは、移住準備全体を安定させる土台になりました。
9. 海外旅行保険
渡航準備の中で見落としがちだったのが、海外旅行保険の手配でした。ネットで簡単に加入できる印象があり、直前でも問題ないだろうと考えていたのですが、実際にはそう甘くありませんでした。
特に1年などの長期滞在向け保険は、即日加入ができないケースが多く、申込みから補償開始までに一定の審査や手続き期間が必要になります。出国前日にオンラインで申し込もうとしたところ、その時点では受付不可だと分かり、一気に状況が切迫しました。
最終的には、現金を用意して保険会社の支店まで直接足を運び、その場で支払いを行うことで何とか加入できました。ただし、時間も手間も想像以上にかかり、出国直前のスケジュールに大きな負担がかかりました。精神的にも余裕がなく、もっと早く動いていれば避けられたトラブルだったと感じています。
この経験から強く感じたのは、海外旅行保険は後回しにしてはいけないということです。特に長期滞在や移住を前提とする場合は、最低でも1週間前には手配を済ませておくことが重要です。保険は使わないに越したことはありませんが、いざというときの安心感は、移住準備全体の安定につながります。


