留学する12のメリットを徹底解説!デメリットも紹介
海外留学を検討中の方へ、役立つ「12のメリット」を明快にご紹介します。一方で、潜在的なデメリットにも正面から取り組むことで、最適な選択ができるようにしましょう。
現在、多くの企業は英語能力を採用の基準の一つとしています。留学により、英語のスキルだけでなく、グローバルな視点や思考法を身につけ、それらを生かした充実した経験を積むことが期待されています。
人生における大切な節目となる留学。その一歩を踏み出す際の参考として、ぜひ本記事をご活用ください。
本記事をガイドする人
School Owner / Hironori Yamaguchi
Yamahi
紹介文 / Introduction
Honoluluにある創立55年目のAcademia Language SchoolのSchool Owner | 家族で2022年にハワイ移住・3児の父。趣味は子供のゴルフキャディー。
目次
留学する12のメリット
留学するメリットとして以下の12個を紹介します。
- 英語力の向上
- 英語による良質な教育が受けられる
- 多様な文化への理解が深まる
- 自立への大きな一歩
- 国際的ネットワークの形成
- 英語をキャリアアップに活用できる
- 適応能力の向上
- 自分自身の中で新たな発見ができる
- グローバルな視野の獲得
- 忘れられない生涯の思い出
- 学術的探求の深化
- 創造性の飛躍
1.英語力の向上
海外留学を経験すると、英語を第二言語として実践的に学び、活用することになります。日本での学習と比較して、身の回りで話されているのがほとんど英語であるため、自然と会話能力や自信が身につきます。
外国で生活することの大きなメリットの一つは、毎日のように直接触れることができる生きた英語を通じて、流暢にコミュニケーションを取るスキルを養えることです。
さらにスキルアップを目指すなら、ビジネス英語のコースを受講し、インターンシップに参加することで、プレゼンテーション能力やPCを使ったコミュニケーションスキルも磨けるでしょう。
2.英語による良質な教育が受けられる
アメリカと日本では、義務教育の期間や教育の方針、方法に顕著な違いがあります。日本では一般的に「学年制」が採用されていますが、アメリカの高校や大学では「単位制」が導入されており、学生は自分の関心のある科目を選択して履修することが可能です。
アメリカの教育制度は世界的に質の高さで知られており、異なる教育システムを体験することで、専門分野に対する新たな視点やアプローチを学ぶことができます。留学を経験することで、日本での学校生活とは異なる、多様な成長の機会を得ることができるでしょう。
3. 多様な文化への理解が深まる
留学を通じて、博物館や美術館の訪問だけでなく、現地の祭りや伝統行事への参加、地元の家庭での食事など、多様な形で異なる文化に直接触れる機会があります。このような経験は、単に新しい事実を学ぶ以上のもので、異文化を深く理解し、異なる価値観や生活様式を体験することができます。自分自身の文化的背景と比較しながら、文化の多様性と共通性を発見することで、多様性なものごとへの理解力を養うことができます。
また、異文化間の違いを尊重し、理解する力を身につけることは、国際的なコミュニケーション能力を高め、将来的に多文化環境で活躍するための重要なスキルとなります。留学は、文化的なショックを経験することもありますが、それを乗り越える過程で、より柔軟な思考と包容力を身につけることができるのです。
4. 自立への大きな一歩
海外で一人暮らしをする経験は、自立心と自己管理の能力を大きく養います。ホームステイでも寮生活でも、あるいはアパートでの生活であっても、日々の食事の準備から買い物、掃除に至るまで、全てを自分自身で管理することは大きな挑戦です。このような経験を通じて、自己責任を持って行動する力が身につき、さらには異文化の中で自分を見失わずに生きる術を学びます。
自分で問題を解決する力や、未知の環境に適応する柔軟性が自然と養われ、これらはすべて、人としての成長に直結する重要なスキルです。留学は、単に学問的な知識を深めるだけでなく、生活全般にわたって自立した個人を形成する貴重な機会となります。
5. 国際的ネットワークの形成
留学することで出会う友人や知人、そして専門家たちとのつながりは、将来的に職業的なチャンスをもたらす重要な資源となり得ます。留学中に共に過ごし、困難を乗り越えた友人や学校で知り合った仲間たちは、人生におけるかけがえのない宝物となるでしょう。
これらの人間関係は、国際的な視野を持ち合わせたネットワークの基盤となり、様々な文化背景を持つ人々とのつながりを通じて、多様性と相互理解の価値を深く実感することができます。留学から帰国後も、このような国際的なネットワークは、異文化間の架け橋として、また新たな機会を引き寄せる触媒として機能し続けるでしょう。
6. 英語を活用したキャリア構築
就職活動において英語は重要なスキルとなり得ます。日本国内の企業でさえも英語の使用が求められる場面が増えており、海外資本の企業ではなおさらです。言語の壁を越えることができれば、幅広い職種や業界への扉が開かれます。
特に、多国籍企業では、多文化を理解し、異文化間でのコミュニケーション能力を持つ人材を高く評価します。留学経験は、就職活動での大きなアドバンテージとなり、グローバルな舞台で活躍するための基盤を築くことができるでしょう。
7. 適応力の育成
適応能力とは、周囲の環境や状況の変化に応じて、自分の行動や思考を柔軟に調整できる力のことを指します。留学を通じて、未知の文化や生活様式に直面する中で、新たな環境に適応し、学習や日常生活を円滑に進める能力や精神的な強さを培うことができます。
留学生活は、予期せぬ状況への対応や、新しい問題の解決方法を模索する絶好の機会を提供し、その過程で柔軟性や問題解決能力が自然と高まります。これらの適応力は、社会人として働き始めた後も非常に価値のあるスキルとして機能し、多くの企業が求める重要な資質の一つとなります。
8. 自己発見と可能性の拡大
新しい文化や環境の中に身を置くことは、自分自身に関する意外な発見へとつながります。従来、自分には不可能だと思っていたことへの挑戦や、これまで知らなかった趣味や情熱を見つけ出すことができるかもしれません。
留学は自己反省の機会を豊富に提供し、自己理解を深める貴重な経験となり得ます。このプロセスを通じて、自分の未知の側面を発見し、新たな可能性が見えてくるでしょう。
9. グローバルな視野の獲得
留学をすることで、世界の様々な問題や最新の動向についての洞察が深まり、国際的な視野を身につけることができます。留学中に獲得した知識やコミュニケーションスキルを活用し、世界的な規模での新たなビジョンを描く能力が養われます。
また、留学を通じて自国を外から見る機会を得ることで、日本文化への理解をより深めることができます。多くの先進的な企業や組織では、異文化理解力、コミュニケーションスキル、そして語学力を兼ね備えたグローバルな人材を高く評価しています。
10. 忘れられない生涯の思い出
留学は、一生心に残る貴重な体験となり、人生の宝物となるでしょう。ホストファミリーや多国籍の友人たちとの出会い、異文化に触れた際の感動など、日本国内では体験できない数々の貴重な瞬間は、人生の中で忘れがたい思い出として刻まれます。
留学生活は、ただの海外滞在を超え、自己成長の旅であり、人生を豊かに彩る経験の宝庫です。
11. 学術的探求の深化
留学は、専門分野の知識を広げ、深める絶好の機会を提供します。日本の教育システムとは異なり、海外の大学では実践的な実験や深い議論が重視されることが多く、教科書で学んだ知識を実際の手法で試すことができます。このような環境は、学問的な探求心を刺激し、自分の専門分野に対する理解を一層深めることができる素晴らしい基盤となります。
英語のスキルを活かしながら、選んだ学問領域に果敢に挑戦し、その分野での成長と発展を目指してみてください。
12. 創造性の飛躍
異なる環境や文化に適応する過程では、柔軟性をはじめとする多くの能力が自然と育まれます。新しい状況に直面したとき、そこから何かを生み出すための想像力や創造力も鍛えられます。このような創造性は、現代社会で非常に重宝されるスキルの一つです。多様な文化的背景からインスピレーションを受け、それを独自のアイデアや作品に昇華する能力は、留学という経験を通じてさらに発展します。
留学に潜む7つのデメリット
留学の際に直面する可能性のある7つのデメリットについて、解説します。
- 経済的な負担
- ホームシック
- 言語の壁
- 文化的適応
- 教育システムの違い
- キャリアの中断
- 安全性の懸念
1. 経済的な負担
留学には著しく高い費用が伴います。学費、生活費、航空運賃、ビザ申請料など、多岐にわたる経費を考慮する必要があります。ただし、日本での学費を抑える方法も存在するため、留学計画を立てる際には慎重に検討しましょう。
2. ホームシック
特に学生にとって、家族や友人から離れて異国での生活は、ホームシックを引き起こす原因となり得ます。留学生同士やホストファミリーとの交流を深めることで、この問題を軽減できるかもしれません。
また、デジタルデバイスを活用して日本の家族や友人とコミュニケーションを取り、心のリフレッシュを図ることが有効です。
3. 言語の壁
母国語以外での学習や日常生活におけるコミュニケーションは、言語の壁を感じる原因となることがあります。留学先によっては、まず現地語を学び、その後に英語を学ぶケースもあるため、ある程度の英語力があっても新たな言語の習得が必要になる場合があります。
4. 文化的適応
異文化における生活習慣や慣習の違いは、文化的適応の難しさを引き起こすことがあります。しかし、現地の人々から学ぶことで、徐々に新しい文化に馴染んでいくことができます。
5. 教育システムの違い
日本と留学先の教育システムの違いに戸惑うことがありますが、これらの違いを体験することは、新たな学びの機会となり得ます。
6. キャリアの中断
留学により、日本で築いてきたキャリアや学業が一時的に中断される可能性があります。しかし、留学で習得したスキルは、将来的に大きな価値をもたらすことが期待できます。
7. 安全性の懸念
海外の治安状況は日本と異なるため、犯罪に巻き込まれるリスクも考慮する必要があります。留学先の安全性について十分に調査し、適切な安全対策を講じることが重要です。
留学に伴うこれらのデメリットは、適切な準備とポジティブな対応戦略によって克服できることが多いです。事前に留学にかかる費用の詳細な計画を立て、文化的違いに対する理解を深めること、言語スキルを事前に向上させること、心の準備を整えることなどが重要です。また、現地での安全対策や健康管理にも気を配ることが欠かせません。
まとめ
留学中に直面するかもしれない難題や挑戦は、個人の成長にとって貴重な機会となります。新しい文化、言語、教育システムに適応する過程で、自立心、問題解決能力、対人関係スキルなどが自然と養われます。これらは、帰国後の学業やキャリア、さらには個人的な人生においても大きな財産となり得ます。
最終的に、留学の経験は単なる学術的な成就以上のものを提供します。それは自己発見の旅であり、新しい視野の開拓、生涯の友情の形成、そして自分自身の限界を超えて成長する機会です。だからこそ、デメリットを乗り越え、留学から得られる無限のメリットを最大限に活かすことが大切です。これらの経験は、将来の皆さんの道のりにおいて、計り知れない価値を持つことでしょう。