老後は快適なハワイに移住したい!夢を叶えるために知っておきたいこと5選
物価が高くても老後にハワイに移住したくなる一番の理由は、一年中過ごしやすい穏やかな気候。時間の流れもとても緩やかですね。
多様性のある文化風土なので、アメリカ本土よりも差別が少ないです。日本文化にも理解があるので日本語も通じやすいですが、移住するなら生活レベルの英語は身につけておきましょう。
語学学校に入るのもおすすめです。現地の人は優しい方ばかりなので、発音が変でも笑われません。自信がなくても英語で伝えたいという気持ちがあれば大丈夫。挑戦あるのみです!
では、老後に夢のハワイ移住を実現させるにはどうすればいいでしょう。知っておきたい情報は以下の5つです。
- お金について
- ビザは取れる?
- 移住するために必要なものは?
- 住むところはすぐに見つかる?
- 車の購入は?
情報収集と確実な準備を進めて、夢のハワイ移住を実現しましょう!
※本文中の日本円の表記につきましては、2024年5月時点での為替レート(1ドル=150円)にて計算しております。
本記事をガイドする人
School Owner / Hironori Yamaguchi
Yamahi
紹介文 / Introduction
Honoluluにある創立55年目のAcademia Language SchoolのSchool Owner | 家族で2022年にハワイ移住・3児の父。趣味は子供のゴルフキャディー。
目次
夢は老後のハワイ移住!その魅力とは
ハワイは、老後でなくても移住したくなる魅力がいっぱいです。
- 気候:一年中穏やかで過ごしやすい。
- 文化:多様で差別が少なく、日本文化への理解も深い。
- 言語:日本語も通じやすいが、生活レベルの英語を学ぶとよい。現地の語学学校に通うのもおすすめ。
過ごしやすい気候と、誰でも受け入れてくれる多様な文化は、とても快適な生活になること間違いなしです。老後のハワイ移住は、頑張って働き続けた自分へのビッグなご褒美となるでしょう!
老後のハワイ移住のお金事情は?
ここでは、老後のハワイ移住のお金事情について、以下の3点を解説します。
- 物価と年間費用
- 収入の確保
- 現在のハワイ事情
一つずつ見ていきましょう。
物価と年間費用
生活費は月35万円前後、年間約400〜500万円、20年住むとしたら約1億円。ちょっと戸惑う金額かもしれません。ですが、夫婦二人の移住の場合、若い頃と比べて食べる量も減ります。外食を控えておうちごはん中心の生活なら、平均的な相場よりも費用を抑えることが可能です。
収入の確保
全て貯蓄で賄うのも一つの方法ですが、より安心なのは、移住後の収入を確保しておくことです。手段は二つあります。
- 日本の年金を受け取る手続きをする
- 現地で働いたり起業する
日本の年金を受け取る手続きをする場合は、所定の手続きが必要です。詳しくは、日本年金機構のサイトをご確認ください。
現地で働いたり起業する場合は、弁護士か代行業者に依頼して現地法人を設立するのが一般的です。現地で市場調査から始めて、移住後のビジネスを計画するのも楽しみですね!
現在のハワイ事情
元々物価は高いハワイですが、近年さらに上昇しています。そのため島を出る人が増えています。ですが、暗い話題ばかりではありません。州としても、ハワイに住む人のために安く住める住宅をたくさん作る予定にしています。他にも様々な人口流出対策を行い、ハワイをより手頃で費用対効果の高いものにしようとする機運が高まっています。
老後のハワイ移住のためにビザは取れる?
ここでは、老後のハワイ移住のためにビザを取る方法について、以下の4点を解説します。
- ビザがない場合の滞在期間
- 語学学校に入ってビザを取る
- グリーンカードを取得する
- 日本人経営者・起業家としてビザを取得する
一つずつ見ていきましょう。
ビザがない場合の滞在期間
ビザがない場合、滞在できる期間は90日。この期間内でハワイ生活を試してみたい場合は、ビザの取得は不要です。この制度を利用して、日本とハワイの二重生活を楽しんでいる人もいます。
語学学校に入ってビザを取る
語学に自信がない人は、現地の語学学校(Academia Language School(アカデミア・ランゲージ・スクール)など)に入って、学生ビザ(F-1)を取得するのも一つの方法です。学生ビザは、日本国内の米国大使館の面接なども含めて2〜3ヶ月かかります。6〜8月の入国に合わせたスケジュールは大変込み合いますので、時間に余裕を持って準備しましょう。
グリーンカードを取得する
グリーンカードは無料で応募できます。抽選に当選することで、アメリカで無期限滞在および、自由に就労が可能。代行業者を使う場合は、申請者一人だと約20,000円〜、夫婦で申請する場合は約40,000円程の費用がかかります。多くの移住希望者が取得を目指すグリーンカードですが、抽選なのですぐに取れるとは限りません。何年もかかる場合もあるので、長期的な計画が必要です。
日本人経営者・起業家としてビザを取得する
日本人経営者・起業家がハワイで永住権を申請する場合、一般的な方法は3つあります。
- 雇用を通じた移民(E-1ビザ)
- 雇用を生み出す投資を通じた移民(E-2ビザ(投資家ビザ))
- 移民多様化プログラムを通じた移民(DVプログラム)
簡単に解説します。
「雇用を通じた移民」は、企業がスポンサーとなって、雇用を通してビザを申請します。企業の管理職や重役、業績のある教授や研究者、芸術・科学・教育・スポーツなどで卓越した人たちは、早く簡単に取得できるといわれています。
「雇用を生み出す投資を通じた移民(E-2ビザ(投資家ビザ))」は、アメリカにかなりの額の投資を行った人に与えられる永住権です。業種にもよりますが、ハワイ法人を設立し、数年間かけて年間売上高3,000万円から1億円程度のハワイ法人の決算実績を作り、ビザを申請するケースが多いです。ハワイに利益還元できているという実績づくりが重要です。
「移民多様化プログラムを通じた移民(DVプログラム)」は、移民多様化ビザ・プログラムによる抽選で当選確率は非常に低いですが、居住経験を経ずに最初からグリーンカードを取得できます。
老後のハワイ移住のために必要なものは?
老後のハワイ移住のために必要なものは、この3つです。
- ビザ
- 資金
- ハワイの情報収集
永住のためのビザは、グリーンカード取得が一般的です。
資金は、リタイア生活を満喫したいなら一定期間の貯蓄、仕事をしたいならそのための準備がそれぞれ必要です。いずれの場合も、生活が成り立つかの検証をしっかりすることが大切です。
ハワイの情報収集は、生活のことだけでなく、万が一、自分が亡くなった後の事務処理等も大切になります。アメリカの法律や慣習で行うことになるので、余裕があれば自分の死後の準備も考えておくのがよいかもしれません。相続や贈与といったお金や権利のことは、相続人も含めて理解しておくことが重要です。葬式やお墓のことも忘れずに情報収集して、関係する人たちで共有しておきましょう。
老後のハワイ移住を決めて準備も済ませたけど、すぐに住める?
移住に必要な準備を整え、夢のハワイ生活へ!
でもちょっと待ってください。
住むところは準備できていますか?
ハワイの長期賃貸物件は、6ヶ月〜1年契約のものが多いです。審査がありますが、多くの場合ソーシャルセキュリティナンバー(SSN)が必要です。SSNは現地で働く、もしくはグリーンカードの取得などハードルが高いので、詳しく教えてくれる人がいると心強いです。
SSNを持っていない場合は、1年分の家賃がハワイの銀行に入っているかといった証明が必要なケースもあります。しかし、オーナー次第な部分もあり、語学学校に入学している証明を出すことで借りられるケースも多くあります。
現地で自分で探すのが不安な場合は、日本でハワイの長期賃貸物件を扱っているところを利用するのもいいでしょう。まずはAirBNBなどの民泊サイトを使って2ヶ月程度の住まいを手配しておいて、その間に家探しをすることもおすすめです。Academia Language Schoolでは学生の家探しのサポートも行っており、学生が住むことができるコンドミニアムの提供もしています。まずは、お気軽に相談ください。
老後にハワイ移住をしたら、車はすぐに購入できる?
ハワイの車購入事情ですが、現金での購入ならすぐに手に入ります。その日のうちに乗って帰れれます。ナンバープレート申請期間中は、手書きのプレートをつけてくれたり、コピーでもいいから車内に書類があれば走行を認められたり、という事例もあり、書類的な手続きは日本よりも緩めです。ただし、リースやローンで購入する場合は、米国内でのクレジットヒストリーが必要であり、SSNがないと実現できません。
なお、ハワイ州では入国後1年以内に限り、日本の自動車運転免許証で運転することができます。1年以上継続して居住する場合は、現地の免許センター(完全予約制)で運転免許証を取得しましょう。身分証明書(ID)としても使えるので便利です。有効なビザやSSNと日本の運転免許証を持っていて、ハワイ在住の証明ができれば、筆記と実技試験が免除されます。
なお、日本の運転免許証をもっていなくても、筆記と実技試験さえ合格すれば免許を取ることができます。筆記試験合格後に免許保持者と同伴を条件に運転できる仮免許(パーミット)を取得後、免許保持者に教えてもらいながら実技試験の合格をめざすのがよくある取得方法です。
老後は快適なハワイに移住するためのまとめ
老後のハワイ移住を実現するためには、資金、ビザ、ハワイの情報収集の準備がまず必要です。
- 資金:月35万円前後、年間約400〜500万円。
- ビザ:在住期間や目的に応じたビザの準備。
- ハワイの情報収集:生活のことだけでなく死亡後の事務処理等も調べ、相続人も含めて共有。
移住準備の目処がついたら、次は住居と車です。
- 住居:入国したら最初に住む家を用意しつつ、入居審査のための準備をしておく。
- 車:現金なら即時購入が可能。リースやローンで購入する場合はSSNが必要。自動車運転免許証は、1年以内なら日本のもので運転可能。それ以上運転する場合は、現地で運転免許証を取得する。
より安心して生活するためには、日常生活レベルの英語の習得もお忘れなく。現地の語学学校に通うのもおすすめです。
万全の準備を整え、老後に夢のハワイ移住を実現させましょう!