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海外移住はやめとけ!と言われる理由10選と失敗しないための5つの秘訣

海外移住はやめとけ!と言われる理由10選と失敗しないための5つの秘訣
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憧れの海外移住!

でも、憧れる気持ちだけでは上手くいかないし、周囲からの反対の声に落ち込んでしまうことも。

この記事では、まずは現実を知るために、海外移住を「やめとけ!」と言われる10の理由について紹介します。そして、それでも海外移住を実現したい方のために、失敗しないための5つの秘訣もお伝えします。

海外移住が失敗する原因を理解し、それに対する対策や準備をしっかりとしておけば、憧れを実現するだけでなく、移住生活を長期間楽しむことができます。

本記事をガイドする人

School Owner / Hironori Yamaguchi  
Yamahi 

紹介文 / Introduction
Honoluluにある創立55年目のAcademia Language SchoolのSchool Owner | 家族で2022年にハワイ移住・3児の父

挨拶・プロフィール

海外移住はやめとけといわれる10個の理由

「海外移住はやめとけ!」と言われる理由をそれぞれ見ていきましょう。

1. 経済的につらい

海外移住はやめとけ、1経済的につらい

海外移住をやめとけと言われる一番の理由は、やはりお金の問題です。

ある程度の貯蓄ができたから、現地で仕事をしながら生活ができる、と思って移住したら、想像以上に仕事が決まらない、なんてことになった場合は大変です。

老後の年金で海外移住する場合もありますが、手続きでやることがいっぱいで大変です。万が一、手続きに漏れがあれば年金の支給が遅れてしまうこともあります。

物価が高い国の場合、家賃や日常の生活費が思った以上にかかってしまいます。また、初期費用として引っ越し費用や新生活に必要な家具や家電の購入も、想定以上の費用になりやすいです。

さらに気をつけておきたいのは、為替レートの変動。最初は楽勝!と思って移住したのに途中から思惑が外れてやりくりが大変、なんてことにも。

「海外移住は経済的につらいからやめとけ!」

ネットで検索したら、このような理由で経済的な問題が真っ先に出てくるのも納得です。

2. 手続きがややこしい

海外移住はやめとけ、2手続きがややこしい!

海外移住は手続きが非常にややこしいものばかり。ビザや労働許可、滞在資格など、海外で生活するための法的手続きは、分かりにくく時間がかかります。多くの書類を用意する必要があり、国によってそれぞれ違い、もちろん現地の公用語で行う必要があります。

例えば、就労ビザを取得するためには、現地の雇用主からの雇用契約書や、一定の収入証明が必要な場合があります。また、家族を伴って移住する場合には、家族全員分の書類を揃える必要があり、その手間は考えるだけでも嫌になってきます。

書類不備があると手続きがさらに遅れてしまい、そのせいで提出期限が守れないと、申請が却下されてしまう場合も。手続きが複雑なせいで、中には移住計画そのものを断念してしまう人もいます。

移住する前から、調べるのも理解するのも一苦労です。

「手続きがややこしいからやめとけ!」

と、周囲から言われたら、素直にうなずいてしまいたくもなります。

3. 言葉が通じない

海外移住はやめとけ、3言葉が通じない!

海外移住をしたのはいいけど、言葉が通じないのは想像以上に辛いことです。日常の買い物、公共交通機関の利用、近隣住民との交流などで、現地の人と会話する機会は多くあります。

特に医療や行政手続きの場面では、言葉が通じないことが原因で深刻な問題を引き起こすことも。症状や病歴を正確に伝えることができないと、適切な診断や治療が受けられません。また、緊急時に適切な対応ができない場合、健康や生命に関わる深刻な事態になってしまいます。

行政手続きでも、ビザの更新や住民登録、税金の支払いなど、重要な手続きを確実に理解して行う必要がありますが、言葉が伝わらないせいで手続きがスムーズに進まないことがあります。

日常レベルの会話は必要、とは言われても、勉強するのはとても大変。すぐには上達もしないし、根気が続かないことも……。

「英語苦手なんでしょ?言葉が通じないのだからやめとけ!」

と、周囲から言われてしまうと、何も言えなくなってしまいます。

4. 社会保障が日本とは大違い

海外移住はやめとけ、4社会保障が日本とは大違い


移住先の国ごとに社会保障制度は違います。日本とは異なる医療や年金制度を理解するのはなかなか難しく、初めは混乱してしまいます。

特に医療費が高額な国では、日本では想像できないほどの金額を請求されてしまうことも。例えば、アメリカや一部のヨーロッパ諸国では、保険がなければちょっとした診察や治療でも多額の費用がかかります。

また、年金制度も日本とは異なるため、正しく理解しておかないと、もらえるはずのものがもらえず困ってしまいます。日本で積み立てた年金が適用されない場合は、現地の年金制度に加入する必要があります。移住する国の制度を調べ、老後の生活資金についても備えておきましょう。

さらに、失業保険や育児休暇などの福祉制度も国によって異なります。子育てや病気の場合、日本のような手厚い支援が受けられないこともあるので、事前に調べて民間の保険に入る必要も検討しましょう。

「海外の保険は高いし、やっぱり日本がいい。やめとけ」

制度の違いと複雑さのせいで、不安に思っている人たちからもそんな意見が出てしまうのです。

5. 違う文化に馴染めない

海外移住はやめとけ、5違う文化に馴染めない

日本とは違う文化に触れられるのは、とても新鮮でワクワクします。しかし、そこで長く生活するとなると、生活習慣や価値観の違いが大きなストレスになることがあります。

日常の些細な行動やマナー、食文化、仕事の進め方などは、国によって大きく違います。それに慣れるのはなかなか大変なことです。時間の概念や約束の重要性、家族や個人の価値観などで、初めは戸惑うことが多いでしょう。

さらに、現地の人々との交流も、言語が苦手な場合は友人を作るのが難しく、孤立感を感じてしまうこともあります。日本では分かってもらえたことでも、自分の意見や感情を理解してもらえないことは多々あります。また、仕事の場でもコミュニケーションのズレや考え方の違いが原因で、思わぬ誤解からトラブルに発展してしまうことも。

「わざわざ違う文化の国に行って、苦労することないじゃない。馴染めないんだからやめときなさい」

海外移住の話を聞きつけた、お節介な親戚のおばさんからも諭されてしまうのです。

6. 治安が悪くて安心して暮らせない

海外移住はやめとけ、6治安が悪くて安心して暮らせない

どこに住むにせよ、治安の問題は避けて通れません。特に犯罪率が高い地域では、日常生活においても警戒が必要であり、安心して暮らせないなんてこともあります。夜間の外出が危険であったり、住居の防犯対策を、日本とは比較にならないレベルで強化する必要がある国は少なくありません。

また、外国人を狙った犯罪も存在し、詐欺や強盗、スリなどの被害に遭いやすい傾向もあります。家族連れでの移住の場合、子供の安全を確保するために学校や通学路の治安状況にも注意を払わなければなりません。

治安の悪さは心理的なストレスだけでなく、経済的な負担も増やします。防犯対策のためにセキュリティシステムの導入や、安全を優先するため高い家賃の物件を選ぶしかないこともあるでしょう。また、健康保険や医療保険も、治安の悪さに伴う怪我や病気のリスク対策で加入は必須になります。

「明るい場所なら、夜も一人で歩ける日本は安全よ?」

またもやお節介な親戚が口を挟んできます。でも、確かに日本の方が安全という意見も納得なのです。

7. 家族や友達と離れ離れ

海外移住はやめとけ、7家族や友達と離れ離れ

海外移住をすると、家族や友人と遠く離れて暮らすことになり、頻繁に会えなくなります。この物理的な距離が孤独感やホームシックを引き起こし、精神的な負担になってしまうことも。

新しい環境に慣れるまでの間は、孤独を感じやすくなります。新しい国での生活に適応するためには、現地での友人作りやコミュニティへの参加が大切なのですが、そこへ参加するまでの準備や気持ちがなかなか追いつきません。また、言語や文化の違いが、現地の人々との交流を難しくし、孤立感を深める原因となることもあります。

さらに、家族や友人と離れて暮らすことで、緊急時や困難な状況になった時に助けてもらえません。遠距離でのコミュニケーションは技術的には可能ですが、実際に顔を合わせることができない寂しさを埋めるのは難しいです。

「簡単に会えなくなるのは、寂しいよ……」

長年の親友にそんなことを言われてしまうと、やっぱり海外移住はやめとこうかな、と思ってしまうのです。

8. 日本では役に立っていた資格が使えない

海外移住はやめとけ、8日本では役に立っていた資格が使えない

仕事面で注意しておかないといけないことは、日本で取得した資格や経験が、海外では全て通用するわけではない、ということです。

例えば、日本での医師や看護師、弁護士などの資格は、現地の厳しい認証プロセスを経ないと有効にはなりません。

このため、今までのキャリアやスキルを十分に活かせず、新たな職種に転向せざるをえなくなってしまいます。新しい分野で働くためには、現地の資格を取得するか、追加の教育やトレーニングを受ける必要があります。これには時間と費用がかかり、また一からキャリアを築き直すストレスも伴います。

さらに、現地の労働市場や文化に慣れるためには、新たなスキルを学ぶことや言語能力が求められることもあります。

「日本なら、君の資格はどこでも通用する。資格が通用しないかもしれない海外に行くことはないんじゃないか? 海外移住はやめておけ」

お世話になった上司からそんな意見をいただいてしまうと、やっぱり海外移住はリスクがあるよな、と考えてしまうのです。

9. 食事が合わない

海外移住はやめとけ、9食事が合わない

海外移住での食文化の違いも、とても大事な問題です。慣れ親しんだ日本食が手に入りにくい地域では、食事に対するストレスが増すことがあります。

海外では、日本のように豊富な食材や調味料が揃わないことが多く、家庭料理を再現するのが難しくなります。特に味噌や醤油、出汁といった基本的な調味料が入手困難な場合、食べたいと思えるものが作れず、食欲までなくなってしまうことも……。

日本食が作れないとなると、現地の食を楽しむことになりますが、違う食文化に慣れるのも簡単ではありません。味や食感、調理法が異なるため、初めは食事が楽しめず、栄養バランスが崩れることも考えられます。また、アレルギーや特定の食材に対する嗜好がある場合、選択肢が限られ、外食も困難になることがあります。

「やっぱり日本のご飯は最高だよ!海外のメシは口に合わなくて大変だった」

そんな海外移住経験者の感想に、何よりも食を大切に考える気持ちが揺れてしまいます。

10. 現地の法律知識

海外移住はやめとけ、10そんな法律あったの!?

国ごとに違う法律の問題も、海外移住をするには特に重要です。日常生活やビジネスに関わる法律が異なるため、知らないうちに違反してしまうことも。

例えば、ゴミの分別方法や交通規則、飲酒や喫煙に関する規制。日本と同じ感覚でいると、罰金や罰則が科せられることがあります。

また、ビジネスでも、労働法や契約法、税法などが異なります。現地のルールを理解しておかないと、思いもしなかったトラブルや法的問題に巻き込まれてしまいます。特に、起業を考えている場合や現地で仕事をする場合は要注意です。

さらに、文化的な違いが法律や規制にも反映されているため、現地の習慣や常識を理解していないと、無意識のうちにトラブルを招くこともあります。このような問題を避けるためには、移住前に現地の法律や規制について十分に調査し、理解を深めることが不可欠です。

「日本ですら法律の問題は大変よ。海外なんか行ったらもっとわからなくなるじゃない。そんな法律あったの? なんて言っても許してもらえないわよ」

はい。もう、ぐうの音も出ないですね……

やめとけの声に負けない!海外移住成功5つの秘訣

周囲からさまざまな理由で「やめとけ」の大合唱をされて、気持ちが落ち込んでしまった。やっぱり自分では無理なのかな?みんなの意見に従った方がいいかも……。

「でも、やっぱり海外移住の夢は諦めたくない!」

そうですよね!夢を簡単に諦めるわけにはいきません。

そんなあなたにお伝えしたい、海外移住を成功させるための5つのポイント!

  1. 事前にしっかり情報収集
  2. 言語の習得
  3. 経済的な準備
  4. 健康管理と保険の確認
  5. ビザや法的手続きの準備

一つずつ解説していきましょう。

1. 事前にしっかり情報収集

海外移住をしようと決めたなら、さまざまな分野で事前の情報収集をしておきましょう。

まず、移住先の国の文化や生活費、治安、医療制度、ビザの取得方法などを詳しく調査します。移住経験者のブログ・SNS・動画などを見ることはとても参考になります。実際の生活の様子や注意点を学び、現地での生活に対するイメージを掴んでおきましょう。

また、現地の日本人コミュニティや国際的な交流会に参加することで、情報交換やサポートを受けることができます。地域の人々とのつながりを築きやすくなり、新しい環境に早く慣れることができます。現地の友人を作ることができれば孤独を感じにくくなり、文化の違いを理解する上でとても役立ちます。

さらに、現地の文化や慣習を理解し、尊重する姿勢を持ちましょう。新しい文化を広く受け入れる心を持つことで、海外移住をより楽しいものにできます。

2. 言語の習得

海外移住を成功させるためには、移住先の言語をしっかりと習得しておきましょう。言葉が通じれば、日常生活や仕事がスムーズに進みます。オンラインコースやアプリを利用して、移住前には日常会話ができるレベルを目指しましょう。そうすることで、現地での生活が格段に楽になり、前向きに新しい経験を楽しむことができるようになります。

また、現地の語学学校に通うことも効果的です。語学学校では、現地の文化や習慣を学びながら、言語を深く学ぶことができます。例えば、移住先で人気のハワイには、さまざまなレベルに対応できる語学学校が多数あり、短期から長期まで多様なコースが提供されています。コースによっては学生ビザの取得も可能。同じように言語を学ぶ仲間と出会うこともでき、互いに励まし合いながら学習を進めることができます。

語学力が向上すれば、現地での仕事の選択肢も広がり、キャリアの面でも大きなプラスとなります。

3. 経済的な準備

移住には初期費用が思った以上にかかるため、最低でも半年から1年分の生活費を確保しておきましょう。現地で仕事を見つけるまでの間、生活費に困ることなく安定した生活を送ることができます。

また、急な出費に備えるため、緊急資金も用意しておくと安心です。例えば、医療費や突然の引越し費用、その他の突発的な経費など。万が一への備えがあることで、より安心して生活することができます。

さらに、移住先の物価や生活費について事前にリサーチし、現地での生活費用を具体的に把握しておくことも大切です。家賃、食費、交通費、保険料など、現地でかかる経費を細かく見積もり、予算を立てることで、計画的な資金管理が可能となります。

また、現地での収入源について、就職活動やフリーランスとしての活動計画を立てましょう。収入の見込みが立ち、安心して移住を進めることができます。

日本の年金を受給しながら生活する場合は、受給方法の手続きも確認して漏れがないようにしましょう。

4. 健康管理と保険の確認

まずは、医療制度から調べて理解しておきます。どのような医療サービスが受けられるのか、費用はどれくらいかかるのかを事前に調査しましょう。

次に、健康保険の加入方法も理解しておきましょう。現地の公的医療保険や民間医療保険に加入することで、医療費の負担を軽減できます。特にアメリカのように医療費が高額な国では、保険未加入だと医療費が家計を圧迫する可能性があります。日本で定期的に受けている医療が現地でも継続できるかどうかを確認し、必要に応じて海外旅行保険や現地の民間保険に加入することを検討します。

また、持病や慢性疾患がある場合は、現地で同様の治療や薬が入手可能かどうかを確認しておきます。薬の輸入制限や医療施設の違いに備え、事前に必要な情報を集めておくと安心です。

さらに、現地の医療機関や医師の情報を事前に調べておくとより安心です。日本語が通じる医療機関や日本人医師がいる病院を探しておきましょう。

日頃からの健康管理と保険の確認を徹底することで、想定外の医療費の負担を避けることができます。

5. ビザや法的手続きの準備

海外移住には必須のビザや滞在資格について、詳しく調べて準備を進めます。各国のビザ申請手続きはそれぞれで異なり、必要な書類や条件が多岐にわたるため、準備不足だと手続きが遅れる原因になります。

自分だけでやるのが難しいようなら、移住手続きに詳しい弁護士やコンサルタントに相談してみましょう。

ビザ申請には多くの時間と労力がかかるため、早めに準備を開始することが重要です。例えば、アメリカではビザ申請のためにオンラインでの申請書提出、面接予約、必要な書類の提出が求められます。

また、ビザの種類によっては、現地での就労や滞在期間に制限がある場合があるため、自分の目的に合ったビザを選ぶことが重要です。現地の言葉に慣れることから始めたいなら、語学学校に入学してビザを取得する方法もあります。ビザの取得後も、滞在期間の延長や更新手続きについても把握しておくことが大切です。

さらに、住民登録や税務手続き、運転免許の取得など、日常生活に必要な手続きについても事前に調査し、準備を整えておくと、安心して新しい生活を始めることができます。

まとめ

海外移住はやめとけ、と言われてしまう主な理由は、以下のとおりです。

  1. 経済的な問題
  2. 手続きの難しさ
  3. 言語の問題
  4. 社会保障の違い
  5. 違う文化に馴染めない
  6. 治安が不安
  7. ホームシック
  8. 仕事の問題
  9. 食事の問題
  10. 法律の違い

どれも避けられない問題ですね。

それらの問題を解決して、海外移住の目標を成功させるための5つのポイントはこちらになります。

  1. 移住先の文化、生活費、治安、医療制度、ビザの取得方法などを徹底的に調べましょう。年金の手続きも忘れずに。
  2. 言語を習得することで、多くの人と交流ができます。それに伴い生活や仕事も充実するので、ホームシックを防ぐことができます。
  3. 最低でも半年から1年分の生活費を確保し、緊急時のための資金も用意しておきましょう。
  4. 現地の医療制度を理解し、自分に合った健康保険に加入しましょう。
  5. ビザの取得や滞在資格の手続きは確実に。専門家のサポートを受けることも検討しましょう。

これらのポイントを押さえておくことで、海外移住がより楽しいものになります。いきなり長期移住からではなく、語学学校に短期留学して現地の暮らしを体験しながら慣れていくのもおすすめです。

「夢を夢のままで終わらせない、叶えた後もずっと楽しいままでいたい!」

そんな希望を現実のものにするため、少しずつ準備していきましょう。

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