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親子留学のF-1とF-2の手続き|親が学生ビザ、子どもは現地校

親子留学のF-1とF-2|親と子が手をつないでハワイの学校へ向かう
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親子でハワイに留学するときのビザは、親が学生ビザ(F-1)を取り、配偶者と子どもが家族のビザ(F-2)で一緒に滞在する形が基本です。この形なら、子どもは住んでいる地域の公立校にも私立校にも通えます。逆に子どもだけが F-1 を取ると、通える学校はほぼ私立に限られ、親は F-2 にはなれません。手続きは「学校への申込 → 家族1人ずつの I-20 → 学生本人の SEVIS 費 → 家族全員のビザ面接 → 入国後に子どもの学校の手続き」の順で、書類と費用は人数分かかります。この記事では、米国の規則(8 CFR 214.2)、SEVP の案内、ハワイ州教育局(HIDOE)の就学案内をもとに、親子留学の F-1 と F-2 の手続きを Academia 編集部がまとめます(2026年10月14日時点。ビザの発給を学校が約束することはできません)。

執筆:Academia 編集部/監修:Yamahi(School Owner, Academia Language School)

親子留学のビザには、どんな組み合わせがありますか?

答えは「親が学生になるか、子どもが学生になるか」の2つで、ほとんどの親子留学は前者です。F-2 は、F-1 の学生の配偶者と未成年の子どもに与えられる家族のビザです(8 CFR 214.2(f)(15))。親が語学学校などで F-1 を取れば、配偶者と子どもは F-2 で同じ家に住めます。

親子留学のビザは親がF-1で子どもがF-2の形が基本で、観光のESTAでは学校に通えず、子どもだけがF-1だと公立の小中学校に通えず親は家族の資格を取れない
親子留学のビザの3つの形(8 CFR 214.2(f)(15)、Study in the States「Kindergarten to Grade 12 Students」「Bringing Dependents to the United States」をもとに Academia 編集部作成)
  • 親が F-1・子どもが F-2:F-2 の未成年の子どもは、公立・私立を問わず幼稚園(キンダー)から12年生までフルタイムで通えます。SEVP からの追加の許可や書類は要りません
  • 子どもだけが F-1:公立の小・中学校(キンダー〜8年生)には通えません。公立高校(9〜12年生)は最長12か月で、学区が負担している1人あたりの費用を全額払う必要があります。私立の認定校なら期間の制限はありません。F-2 は配偶者と子どもだけの資格なので、親が F-2 で同行することはできません
  • 観光(ESTA)のまま:最長90日で、学校に入学することも働くこともできません。短期の趣味の講座を除き、「旅行のついでに数か月だけ学校へ」はビザの上では成り立ちません

親子で一緒に住み、子どもを地域の公立校に通わせたいなら、親が学生になる形がいちばん組み立てやすい、というのが制度から読み取れる結論です。

Yamahi
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私自身も、語学学校の F-1 で家族を連れてハワイに来ました。相談を受けるときは、学校の話より先に「誰が学生になりますか」と聞いています。ここを決めると、子どもの学校、住む場所、家計の形まで一気に決まるからです。親が通う形なら、子どもは学区の公立校に入れますし、親のほうも英語が伸びて生活が回りやすくなります。

F-2 の配偶者と子どもは、働けますか?学校に通えますか?

答えは「働けない。学ぶことは、子どもはフルタイムで、配偶者はパートタイムまで」です。規則(8 CFR 214.2(f)(15))には次のように定められています。

  • F-2 の配偶者と子どもは、米国で仕事に就くことができません。学校に通っていても同じで、社会保障番号(SSN)の対象にもなりません
  • F-2 の子どもは、小学校から高校(K-12)までフルタイムで通えます。身分の変更は要りません
  • F-2 の配偶者は、SEVP 認定校でフルタイム未満(パートタイム)の授業なら受けられます。語学学校や大学にフルタイムで通いたいときは、F-1 への変更(I-539)が承認されてから始めます。趣味や余暇の講座はフルタイムでもかまいません
  • F-2 の滞在は、F-1 の学生が身分を保っている間だけ有効です。親が学校をやめたり出席が足りなくなったりすれば、家族の滞在の根拠も一緒になくなります

つまり親子留学は、家族全員が米国で稼げない前提で資金を組む必要があります。学校が I-20 を出す前に残高証明を求めるのは、このためです。

申込からビザまで、家族分の手続きはどう進めますか?

流れは5段階です。前半の2つは学校、後半の3つは米国政府とハワイ州の手続きです(Academia Language School「申込の流れ」、ICE、在日米国大使館の案内。2026年10月14日確認)。

親子留学の手続きは、学校への申込、家族1人ずつのI-20、学生本人のSEVIS費350ドル、家族全員のビザ面接(申請料185ドル×人数)、入国後の公立校の手続きの5段階で進む
親子留学の手続きの流れ(Academia Language School「申込の流れ」、ICE「I-901 SEVIS Fee」、在日米国大使館、HIDOE「How to Enroll」をもとに Academia 編集部作成)
  • ① 学校に申し込む:Academia では、米国に来る家族全員分のパスポートの写し、銀行残高証明書(18,000ドル以上に、家族1人につき4,500ドルを加えた額。申込から3か月以内の日付、自国の通貨でも可)、子どもがいる場合は扶養家族申請書を出します。学費を本人以外が払うときは経済的資源の保証書も添えます
  • ② I-20 を受け取る:学校の留学生担当(DSO)が、学生本人と家族1人ずつに I-20 を発行します。配偶者・子どもの I-20 は本人の記録にひも付いています
  • ③ SEVIS 費(I-901)を払う:学生本人が 350ドルを払います。F-2 の家族は払いません(あとで F-1 に変更するときは、その前に払います)
  • ④ 家族全員がビザを申請する:家族1人ずつオンライン申請書(DS-160)を作り、申請料(F ビザは1人 185ドル)を払って面接を受けます。それぞれの I-20 のほか、残高証明と、戸籍謄本など家族関係を示す書類を持参します。面接の予約の取り方や、家族が同じ日に受けられるかは時期で変わるので、I-20 が届いたら大使館の案内を確かめてください
  • ⑤ 入国して、子どもの学校の手続きをする:I-20 の開始日の30日前から入国できます。子どもの学校の手続きは次の節で説明します

政府に払う費用だけを数えると、親1人が F-1、配偶者と子ども2人が F-2 の4人家族なら、SEVIS 費 350ドルと申請料 185ドル×4人で 1,090ドルです。これとは別に、2025年の法律で新しく設けられた「Visa Integrity Fee(250ドル)」の運用が整備中なので、申請する大使館・領事館の最新の案内に従ってください。

Yamahi
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家族の分の I-20 は、申込のときに家族の情報がそろっていれば、本人の分と同時に出せます。あとから「やっぱり配偶者も連れて行きたい」となると、残高証明の額が変わって出し直しになるので、最初に家族の形を決めてから申し込んでください。I-20 が届いてからの面接の予約は、夏の渡航シーズンの前が混みます。入学日は毎週月曜日にあるので、面接の結果が出てから入学日を決め直すこともできます。

F-2 の子どもをハワイの公立校に入れるには、何が必要ですか?

答えは「住所で決まる学校に、本人と親が出向いて手続きする」です。ハワイ州の公立校は学区制で、住んでいる住所で通う学校が決まります(HIDOE「How to Enroll」。2026年10月14日確認)。キンダーはその年の7月31日までに5歳になる子が対象で、8月1日以降に5歳になる子は翌年度の入学です。

  • 学校を調べる:HIDOE の School Finder(SchoolSite Locator)に住所を入れると、通う学校が分かります。チャータースクールは学校ごとに募集と締切が別です
  • 書類をそろえる:入学申込書(SIS-10W。キンダーは補足の用紙も)、家庭の言語調査票(Home Language Survey)、保護者の写真付き身分証、住所を示す書類(公共料金の請求書や賃貸契約書など)、年齢を示す書類(出生証明書。外国籍の子はパスポートや学生ビザでも可)
  • 健康の書類:ハワイで学校に入る前1年以内に、米国で免許を持つ医師などが行った健康診断、年齢・学年に応じた予防接種の記録、結核(TB)の検査の書類(TB clearance form)。これらが初日までにそろわないと登校できません。医療機関の予約が取れていることを示せば、仮の入学が認められることがあります
  • 学校へ行く:指定された学校に直接出向いて手続きします

TB の検査は、ハワイ州保健局(DOH)の規則(HAR 11-164.2)で K-12 の全生徒に求められています。ツベルクリン反応(皮内テスト)は注射のあと48〜72時間後に同じ場所で判定するので、最短でも2日かかります。18歳未満は保護者の同行と出生証明書が要ります。日本で受けた検査が使えるかは学校と保健局の判断になるので、ハワイに着いてから受け直す前提で日程を組んでおくと安全です。

私立校に通わせる場合は、学校ごとに出願・選考があり、ハワイの私立校は秋に出願が集中します。私立校の受験の相談は、グループの Academia Tutor School で受けています。

Yamahi
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親子留学で「住む場所を決めること」は「子どもの学校を決めること」と同じです。うちも、学区を見てから家を探しました。日本の母子手帳の予防接種の記録は英訳して持ってきてください。TB の検査と健康診断は到着してからになるので、入学日の2〜3週間前には着いておくと、学校の初日に間に合います。

親が通う学校は、どう選べばいいですか?

親が F-1 で通う学校の条件は、SEVP の認定校で、フルタイム(語学学校は週18時間以上)の課程があることです。Academia Language School は、月〜木の週4日でこの条件を満たす週4日制で、入学日は毎週月曜日、I-20 は2年間で発行しています。子どもの送り迎えがある家庭には、朝 7:40 からの早朝クラスや午後のクラスなど、開始時間を選べる時間割があります。すでにハワイの別の学校に通っている場合は、I-20 を移す転校の手続きもできます。

なお、滞在を最長4年で区切る新しい規則(D/S の廃止)は、2026年9月14日に連邦地裁が全国で効力を止め、2026年10月14日時点では従来の仕組みのままです。この規則は F-2 の家族も対象に含んでいたので、動きがあればこちらの記事で続報を出します。

まとめ:親子留学のビザは「誰が学生になるか」で決まる

  • 基本は「親が F-1、配偶者と子どもが F-2」。F-2 の子どもは公立校・私立校にフルタイムで通える
  • 子どもだけが F-1 だと、公立の小・中学校には通えず、公立高校は最長12か月。親は F-2 になれない
  • F-2 の家族は働けない。配偶者はパートタイムの授業まで。家族全員が稼げない前提で資金を組む
  • 学校には家族全員分のパスポートの写しと残高証明(18,000ドル+1人 4,500ドル)、I-20 は1人1通。SEVIS 費 350ドルは学生本人だけ、ビザ申請料 185ドルは1人ずつ
  • 公立校は住所で決まる。健康診断・予防接種・TB 検査の書類が初日までに要る

「うちの家族の場合はどの形がいいか」「残高証明はいくら要るか」は、日本語でご相談いただけます。学校の申込から子どもの学校の準備まで、順番に一緒に整理します。

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出典:8 CFR 214.2(f)(15)「Spouse and children of F-1 student」、SEVP Study in the States「Bringing Dependents to the United States」「Kindergarten to Grade 12 Students」、ICE「I-901 SEVIS Fee」「I-901 SEVIS Fee Frequently Asked Questions」、在日米国大使館・領事館 ビザ申請案内(ustraveldocs)「学生ビザ」、ハワイ州教育局 HIDOE「How to Enroll」「Student Health & Immunization Requirements」、ハワイ州保健局「State TB Requirements」「Tuberculosis Control Program」、Academia Language School「申込の流れ」(いずれも2026年10月14日確認)。この記事は2026年10月14日時点の情報です。ビザの判断は大使館・領事館と CBP が行い、学校が発給を約束することはできません。個別のビザの判断は移民弁護士など専門家に確認してください。

この記事の監修者

School Owner / Hironori Yamaguchi  
Yamahi 

紹介文 / Introduction
Honoluluにある創立56年目のAcademia Language SchoolのSchool Owner | 家族で2022年にハワイ移住・3児の父。趣味は子供のゴルフキャディー。

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