子連れハワイ移住の完全マニュアルを公開!節約術も解説
ハワイへの移住は、多くの家族にとって夢のような挑戦です。しかし、移住には多くの準備と計画が必要です。そこで、子連れでのハワイ移住を成功させるための完全マニュアルを作成しました。
このガイドでは、子連れハワイ移住のパターンから現地での生活費を抑えるための節約術やビザの取得方法まで、必要な情報を網羅しました。
本記事をガイドする人
School Owner / Hironori Yamaguchi
Yamahi
紹介文 / Introduction
Honoluluにある創立55年目のAcademia Language SchoolのSchool Owner | 家族で2022年にハワイ移住・3児の父。趣味は子供のゴルフキャディー。
目次
子連れハワイ移住にある2つのパターン
家族全員でハワイに移住
家族全員でハワイに移住するのは、家族の絆を深め、子供たちが新しい文化や環境に適応ための理想的な方法です。家族全員でハワイに移住する場合、以下の2つのパターンがあります。
1. ハワイで働き収入を得る
このパターンでは、家族の一員、もしくは両親のどちらかがハワイで仕事に就き、現地で収入を得ることが前提となります。
ハワイで求人の多い業界には、観光業、飲食業、不動産業などがあります。現地の求人サイトやエージェントを利用して仕事を見つけることができます。ハワイで働くためには、適切なビザが必要です。就労ビザの種類と申請手続きについて事前にしっかりと調べておくことが重要です。
一般的にハワイの仕事で得られる収入は他の州と比べて高くはありません。特に観光業や飲食業などでは、収入が生活費に見合わない場合もあります。結果的に、ハワイの高い生活費と相まって、生活のやりくりが難しい状況を生むかもしれないことに注意しましょう。
2. ハワイで仕事をする必要がない経済状況
十分な経済的余裕がある場合や資産運用による場合などのが考えられます。ハワイでの生活費をカバーするための収入源として、不動産投資や株式投資で安定した収入源を確保しておくと安心です。
経済的な余裕があることで、仕事に追われることなく、家族と過ごす時間や趣味に充てる時間を増やすことができます。これにより、家族の絆が深まり、より充実した生活を送ることが可能です。
ママと子供だけでハワイに教育移住
ママと子供だけでの教育移住は、子供の教育環境を最優先に考える場合に選ばれることが多いです。このパターンでは、母親が子供と一緒にハワイに移住し、父親は日本に残って仕事を続けるケースが一般的です。なお、アカデミア・ランゲージ・スクールにはこのパターンでハワイ移住されているご家族がたくさんいます。
子連れのハワイ移住生活をするメリット
次に子連れのハワイ移住生活をするメリットとして、以下の3点を紹介します。
- 子供を通じたコミュニティへの参加
- 多文化環境での育成
- 豊かな自然環境が遊びと学びの場に
それぞれ解説をしていきます。
1. 子供を通じたコミュニティへの参加
ハワイのコミュニティは、子供を通じて活発に交流する機会が多くあります。学校や地域のイベント、スポーツ活動を通じて、親同士のネットワークが広がり、強固なサポートシステムが築かれます。これにより、親子共々新しい環境に馴染みやすくなり、安心して生活を送ることができます。
2. 多文化環境での育成
ハワイは多民族社会であり、さまざまな文化や価値観に触れることができます。子供たちは多様な背景を持つ友人や教師と交流することで、異文化理解や共感力を自然に育むことができます。これは、将来のグローバル社会での適応能力を高める大きなメリットです。
3. 豊かな自然環境が遊びと学びの場に
ハワイの温暖な気候と美しい自然環境は、子供たちにとって理想的な遊び場です。ビーチや公園、ハイキングコースなどが豊富で、アウトドア活動を通じて健全な身体と心を育てることができます。また、自然と触れ合うことで環境意識を高めることもできます。
子連れハワイ移住の現実とデメリット
次に子連れハワイ移住の現実とデメリットについてご紹介します。
- 高い生活費と物価の現実
- 貧富の差とホームレス
- プライベートスクールは高額な学費と受験が必要
1. 高い生活費と物価の現実
ハワイは美しい自然と温暖な気候が魅力ですが、生活費や物価が非常に高いことも事実です。特に、子供がいる家庭にとっては家賃・食費などの生活費や医療費が大きな負担となることがあります。
体験談として、先日、子供がクリニックで検診を受けていたら、緊急で大病院で見た方がよい、という意思の判断があり、救急車に乗ることになりました。10キロぐらい離れた同じ医療グループの病院に救急車で移動した費用について、あとから請求書がきて、その金額がなんと$2,600(40万円程度)でした。医療保険に入っていたら全額負担をするわけではないにしても、このように日本では考えられない費用が発生します。
2. 貧富の差とホームレス
ハワイには美しい自然と豊かな文化がありますが、深刻な貧富の差とホームレス問題が存在します。観光地としての繁栄の裏で、多くの住民が生活費の高騰に苦しんでいます。特に、物価や家賃が高いために、多くの人々が経済的に厳しい状況に置かれています。
ホームレス問題も深刻で、ホノルル市内やビーチエリアには多くのホームレスが見られます。これにより、安全面や衛生面での問題が発生し、地域社会に影響を与えています。観光地としての光と影を理解し、社会問題に対する認識を持つことが重要です。
3. プライベートスクールの高額な学費と受験が必要
もしハワイで子供をプライベートスクールに通わせることを希望する場合、高額な学費が大きな負担となります。年間の授業料は一般的に2〜3万ドルに達し、複数の子供を通わせる家庭にとってはさらに負担が大きくなります。
また、入学には厳しい受験プロセスがあり、子供たちが学力試験や面接を受ける必要があります。競争が激しいため、受験のための準備も必要となり、精神的なプレッシャーがかかることもあります。このように、プライベートスクールへの入学には経済的・精神的な負担が伴います。
子連れのハワイ移住で気になる教育事情
ハワイの教育システムは日本のものとは大きく異なります。ハワイでは、子供の成長度合いや個々のニーズに応じて入学や学年が決まります。この柔軟なシステムは、子供たちの学習進度や能力に応じた最適な教育環境を提供することが可能です。例えば、ハワイでは早生まれや遅生まれの子供でも、その成長や発達に応じて学年を決めることができます。これにより、無理なく学ぶことができるため、子供たちのストレスが軽減されます。
また、ハワイの教育は年齢にこだわらない教育の考え方が浸透しており、子供が特定の教科で優れている場合、その教科については上の学年のクラスを受講することができる学校もあるなど、個々の才能や興味を最大限に伸ばす教育方法が採用されています。このようなアプローチにより、子供たちは自分のペースで学びながらも、興味や関心のある分野で深く学ぶことができますす。
さらに、多文化社会であるハワイでは、多様なバックグラウンドを持つ子供たちと共に学ぶことで、異文化理解や共感力を育むことができます。これにより、グローバルな視野を持った子供に育てることが可能です。このような環境での教育は、将来的な社会生活やキャリアにおいても大きなメリットとなります。
日本からハワイに移住する場合、最初はこの違いに戸惑うこともありますが、現地の教育システムの柔軟性やメリットを理解し、子供たちが新しい環境に適応できるようサポートすることが重要です。
子連れハワイ移住で検討したい節約術
ハワイでは外食が高額になるため、食費を抑えるためには自炊がおすすめです。自分で食材を集めて、自炊した方が美味しいです。
実体験として、家族でふらっと日本食居酒屋に行ったら$300以上になり、5万円近い支払いをしたこともあります。いくら美味しくても、コスパを考えると1回でいいかな、という思ってしまいますね。
ハワイでは、できるだけ自炊を心掛けることで、食費を大幅に節約できます。地元のスーパーやファーマーズマーケットで新鮮な食材を購入し、栄養バランスの取れた食事を作ることができます。食材を安くまとめ買いできるコスコの活用はおすすめです。
子連れハワイ移住に向けたビザの準備
ハワイへの移住を考えている子連れ家庭にとって、親御さんの学生ビザの取得は非常に有効な手段です。
学生ビザ(F-1ビザ)は、教育機関での学びを目的としており、親御さんも語学学校で英語を学ぶことで現地の生活に溶け込みやすくなります。もちろん、子供は現地の学校に通うことで、英語力の向上や文化理解が深まります。
学生ビザを取得するためには、まずSEVP認定の学校から入学許可を得る必要があります。次に、I-20フォームを受け取り、SEVIS費用を支払い、ビザ面接を通過する必要があります。準備と手続きは時間がかかるため、早めの行動が肝心です。
アカデミア・ランゲージ・スクールは、ホノルルで限られたSEVP認定の学校であり、学生ビザの取得から日本語でサポートをしています。学費もハワイ最低価格なので、お子さんの学業に必要な資金を回しやすくおすすめです。