トビタテ留学JAPAN高校生2027|支援額・条件と締切
「トビタテ!留学JAPAN 新・日本代表プログラム【高校生等対象】」は、文部科学省と日本学生支援機構(JASSO)が民間企業などの寄附で運営する、返済のいらない留学の奨学金です。2026年10月に公開された2027年度(第12期)の募集要項をもとに、条件・支援額・計画の決まり・日程を順に説明します。
- 募集:2027年度は高校生等を600人。14日〜1年の留学を支援
- ハワイ(米国)なら:家計基準内で奨学金 月16万円+留学準備金35万円
- 条件:自分で立てた「探究活動」を含むこと。語学学校だけの留学は対象外
- 締切:応募は在籍校を通してだけ。第一日程は2027年1月21日(在籍校から機構へ)
執筆:Academia 編集部/監修:Yamahi(School Owner, Academia Language School)
本記事をガイドする人

School Owner / Hironori Yamaguchi
Yamahi
紹介文 / Introduction
Honoluluにある1969年創立・CEA認定のAcademia Language SchoolのSchool Owner | 家族で2022年にハワイ移住・3児の父。趣味は子供のゴルフキャディー。
トビタテ!留学JAPANの高校生等コースとは、どんな制度ですか?
高校生が自分で立てた「探究活動」を含む留学に、国が奨学金と留学準備金を出す制度です。運営は文部科学省と日本学生支援機構(外務省の事業ではありません)。お金は民間企業や個人からの寄附でまかなわれ、2023年度からの「第2ステージ」は2028年度まで1年延長されました。
このほか、出発前の事前研修(半日)と帰国後の事後研修(1日)は参加が必須です。

「トビタテは成績のいい子だけのもの」と思われがちですが、募集要項を読むと、審査は「人物」と「計画」のうち「人物」をより重く見ると書かれています。好きなことを掘り下げたい気持ちがあれば、英語に自信がなくても挑戦する価値があります。
2027年度は、誰が応募できますか?
2027年4月に高校1〜3年生になる生徒が対象です(中等教育学校の後期課程、特別支援学校の高等部、高専3年まで、専修学校の高等課程を含む)。新高校1年生も応募できます。
- ✓日本国籍がある
または応募時までに日本の永住許可を受けている - ✓在籍校が派遣を認め、留学先が受け入れを認める
受入先機関から留学開始までに受入許可をもらう - ✓家計が「第二種奨学金(予約採用)」の基準内
基準を超える家庭も応募でき、全体の1割程度まで採用(奨学金は月6万円) - ✓留学のあと在籍校に戻って学業を続ける
- ✓トビタテ(旧制度を含む)や拠点形成支援事業で採用されたことがない
国費高校生留学促進事業の支援金とは一緒に受けられない
必ず在籍校(新高校1年生は入学予定の高校)を通して応募します。家計基準の判定も在籍校がします。まずは学校の担当の先生に、応募できるかを確かめるところから始めます。
いくら支援されますか?ハワイに留学する場合は?
支援は「奨学金」(現地の活動費と授業料)と「留学準備金」(研修・渡航費・ビザなど)の2つです。米国(ハワイを含む)は「北米」で、地域区分①にあたります。
| 留学先の地域 | 奨学金 月額(家計基準内) | 奨学金 月額(家計基準外) | 留学準備金 |
|---|---|---|---|
| 地域区分①:北米(米国・ハワイ)、シンガポール、欧州、中近東 | 16万円 | 6万円 | 35万円 |
| 地域区分②:アジア(シンガポールを除く)、大洋州、中南米、アフリカなど | 12万円 | 6万円 | 21万円(アジア)/35万円 |

奨学金を受け取る時期は、留学の長さで変わります。
学費や宿泊費はいったん家庭で立て替えることになります。また、渡航や帰国の移動日など、受入先機関で活動していない日は留学期間に数えません。
どんな留学計画なら対象になりますか?語学学校だけでもいいですか?
コースは4つで、探究活動のテーマによって選びます。
| コース | 支援予定人数 | 探究のテーマ |
|---|---|---|
| STEAM探究 | 140人 | 科学・技術・工学・芸術・数学の問い。AI や IoT、数学的な考え方を使う探究 |
| スポーツ・芸術探究 | 120人 | スポーツや芸術の問い。実技の経験や実績がなくても応募できる |
| マイ好奇心探究 | 210人 | 「知りたい」「明らかにしたい」という自分の興味からの問い |
| 社会課題探究 | 130人 | 世界・日本・地域の社会課題、SDGs、社会貢献につながる問い |
- ✓留学の開始が2027年7月10日〜2028年3月31日
受入先機関で活動を始める日で数える - ✓留学期間は14日以上365日以内
活動が終わってから10日以内に帰国する - ✓語学学習だけの計画は対象外
語学学習が準備や補助として計画の一部に入っているのは認められる - ✓探究活動と、アンバサダー活動・エヴァンジェリスト活動が入っている
- ✓受入先機関から、留学開始までに受入許可をもらえる
応募の時点で受入先機関が決まっていなくてもかまいませんが、事前に確かめておくことがすすめられています。なお、日本の高校生は90日以内なら ESTA(ビザ免除)でハワイに入国できますが、ESTA で通える授業には時間の上限があります。詳しくは「ESTAで短期留学できる週数は?F-1が必要になる境目」で説明しています。

ハワイは、観光、海と環境、多文化の共生、日系移民の歴史など、高校生が「問い」を立てやすいテーマがそろった場所です。午前は語学学校で英語の土台を作り、午後は現地に出て話を聞く、という組み立てがしやすいのもハワイの良さです。
応募から出発まで、どんな日程で進みますか?
新高校2・3年生は「第一日程」、新高校1年生は「第一日程」か「第二日程」のどちらかで応募します(両方には応募できません)。
応募書類(留学計画書と自由記述書)は日本語で書き、在籍校の先生と相談しながら作ります。面接の会場までの交通費は自己負担です。
Academia の「トビタテ留学」サポートでは、何ができますか?
ホノルルの語学学校 Academia Language School では、トビタテなどで探究活動を含む留学をしたい高校生向けのサポートを、パッケージで用意できます。
留学計画を立てるのは生徒本人と在籍校です。Academia は、その計画がハワイで実際にできるか、どこで誰に話を聞けるかを一緒に確かめます。期間や料金、受入先機関として必要な書類のことも、計画に合わせてご案内しますので、まずはお気軽にご相談ください。

124日以下の留学は、奨学金が帰国後の支給です。学費や宿泊費をいつまでに払えばよいか、在籍校の締切に間に合うように書類をいつ出せるかは、計画の段階で早めにご相談ください。日本語でお答えします。
まとめ:まず在籍校の先生に相談し、「問い」を決める
- トビタテ高校生等コースは文部科学省と JASSO の返済不要の奨学金。2027年度は600人、14日〜1年の留学
- ハワイ(米国)は家計基準内で奨学金月16万円+準備金35万円。124日以下の奨学金は帰国後に一括
- 語学学習だけの計画は対象外。探究活動を中心に、英語は準備・補助として組み込む
- 応募は在籍校を通してだけ。第一日程の機構への締切は2027年1月21日、校内の締切はもっと早い
- Academia では、探究テーマのレビュー・英語・宿泊をセットにした留学をご相談いただけます
出典:文部科学省・独立行政法人日本学生支援機構「官民協働海外留学支援制度~トビタテ!留学JAPAN 新・日本代表プログラム~【高校生等対象】2027年度(第12期)派遣留学生募集要項」(2026年10月)、トビタテ!留学JAPAN「【報道発表】第2ステージを2028年度まで1年延長」(2026年10月1日)。この記事は2026年10月23日時点の情報です。最新の内容は募集要項と在籍校でご確認ください。


