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ハワイ移住に必要な年収は?出稼ぎは可能なのか?

ハワイ移住に必要な年収は?出稼ぎは可能なのか?
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ハワイの美しいビーチと温暖な気候に魅了され、移住を夢見る方も多いでしょう。

しかし、その夢を実際に叶えるためには、生活費や医療費、住居費用など、多くの問題が待ち受けています。特に、必要な年収や生活水準などは、移住にあたって気になる方も多いことでしょう。

そこで今回は、ハワイ移住の計画において考慮すべきポイントを詳細に解説していきます。

  • ハワイでの生活に必要な年収はどれくらいか?
  • 実際の生活費用はどの程度かかるのか?
  • 日本人がハワイで出稼ぎをすることは可能なのか?

上記について、現地の生の情報をお届けします。

これらの知識を武器に、ハワイでの新生活への準備を進めていきましょう。あなたのハワイ移住の夢を現実のものとするための第一歩を、ぜひこの記事から踏み出してください。

*本文中の日本円の表記につきましては、2024年3月時点での為替レート(1ドル=140円)にて計算しております。

ハワイに移住するのに年収はいくら必要?

ここでは、ハワイに移住するのに必要な年収について、以下の3点を解説します。

  • ハワイの人たちの平均年収
  • 生活費はどれくらいかかるのか?
  • 他にも必要な出費を考慮する

1つずつ見ていきましょう。

ハワイの人たちの平均年収

まずは、ハワイの人たちの平均年収について見ていきましょう。

2020年のデータをもとに解説していきます。米国の国税調査の過去5年間の推定値から金融専門誌GO Banking Ratesが出したデータによると、ハワイ州の世帯平均収入は10万7348ドル(約1500万円)であり、世帯の中間値は8万3173ドル(約1200万円)です。

これは全米平均の8万8607ドル(約1300万円)、中間値が6万2843ドル(約920万円)を大幅に上回るものであり、ハワイの人々の収入は全米平均よりも高いことがわかります。

生活費はどれくらいかかるのか?

続いてハワイに移住する場合、生活費はどれくらいかかるのかを見ていきましょう。

ハワイ州当局が発表したハワイ州の収入に関する調査報告書(2022年)によりますと、夫婦と子ども2人の4人家族、オアフ島に居住の場合、必要な生活費は年間87,731ドル(約1,009万円)となっています。

子どもが成長するにつれて、さらに教育費などが増えていく可能性が高まります。特に家族での移住を考えている方は、上記の金額以上の収入が必要になることを頭に入れておきましょう

他にも必要な出費を考慮する

ハワイに移住するために、他にも必要な費用についても考慮しましょう。

たとえば、日本との往復航空券代、新生活を始めるための家具や家電の購入費、自動車の購入費用、ビザ取得の際の手数料などがあげられます。これらの費用も合わせて考えると、移住初期にはかなりの出費が予想されます。したがって、移住を検討する際には、これらの追加費用も計画に含めることが大切です。

ハワイへの移住を考える際には、現地の平均年収や生活費、さらには追加で必要になる可能性のある出費をしっかりと把握し、十分な計画を立てることが成功への鍵となります。

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ハワイに移住するのに高年収が必要な理由

ここでは、ハワイに移住するのに高年収が必要な理由について、以下の3点を解説します。

  • 住居費の高騰
  • 生活必需品の高コスト
  • 医療費の負担

1つずつ見ていきましょう。

住居費の高騰

ハワイに移住するのに高年収が必要な理由の1つ目は、住居費の高騰です。

ハワイは住居費と生活費が非常に高いことで知られています。特に住居費は、オアフ島において一戸建て住宅の販売価格(中間値)が110万ドル(約1億6000万円)、コンドミニアムであっても50万ドル(約7300万円)と非常に高額です。

さらに、金融政策の影響で住宅ローンの金利が6%を超えることもあり、購入が難しい状況にあります。賃貸住宅の場合でも、家賃は非常に高く、収入の大部分を住居費に費やすことになります。

生活必需品の高コスト

ハワイに移住するのに高年収が必要な理由の2つ目は、生活必需品のコストがかかるためです。

ハワイでの生活において、食料品をはじめとする生活必需品の価格が非常に高いことも大きな問題です。ハワイは物資を米国本土から輸送する必要があるため、輸送コストが価格に反映され、物価が上昇します。

また、水道光熱費も全米で最も高く、特に電気料金は平均342.21ドル(約5万円)となっており、家計にとって大きな負担となっています。

医療費の負担

ハワイに移住するのに高年収が必要な理由の3つ目は、医療費の負担です。

アメリカでは医療費が非常に高く、ハワイも例外ではありません。たとえ医療保険に加入していたとしても、一般的な診療のためだけに100ドル(約1万4000円)の自己負担が必要になる場合があります。これは、比較的軽微な医療行為に対して発生する費用で、もしもの病気や事故があった場合、医療費はさらに高額になります。

このように、ハワイに移住する際には、予期せぬ医療費が家計に大きな負担となる可能性があるため、安定して高い収入を確保することが大切です。また、医療保険の選択にも注意が必要で、どのような医療サービスがカバーされるのか、自己負担額はどれくらいになるのかを事前に把握しておきましょう。

ハワイでの生活を検討する際には、高い生活費に加えて、上記のような医療費の問題も考慮に入れることが大切です。そのためには、十分な貯蓄や安定した収入源の確保など、計画的に移住準備を進めていくことが求められます。

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ハワイ移住して出稼ぎで年収アップは可能?

ここでは、ハワイ移住して出稼ぎで年収アップは可能かについて、以下の3点を解説します。

  • 生活費がかかるので出稼ぎ目的のみはおすすめしない
  • ビザや労働許可の問題
  • ハワイが好き、観光業が好きならチャンスあり

1つずつ見ていきましょう。

生活費がかかるので出稼ぎ目的のみはおすすめしない

ハワイ移住と出稼ぎについての1つ目は、生活費がかかるので出稼ぎ目的のみはおすすめしない点です。

ハワイの生活費は非常に高く、住居費、食料品、医療費など、日常生活に必要な費用がかさむことは先にも触れた通りです。このため、ハワイで働いたとしても、その収入が高い生活費によって相殺される可能性が高いです。

特に、住居費は他の地域に比べてかなり高いため、安定して収入を得ている場合でも、貯蓄を増やすことはなかなか難しいかもしれません。

ビザや労働許可の問題

ハワイ移住と出稼ぎについての2つ目は、ビザや労働許可の問題です。

アメリカ合衆国での就労には適切なビザや労働許可が必要です。H-1Bビザ(専門職ビザ)、H-2Bビザ(一時的非農業就労ビザ)、J-1ビザ(交換訪問者プログラム)など、就労を目的としたビザの種類は多岐にわたりますが、これらはそれぞれ特定の条件や制限があります。

また、ビザの申請プロセスは複雑で時間がかかることがあり、必ずしも期待された結果が得られるとは限りません。事前にしっかりと準備することが大切です。

ハワイが好き、観光業が好きならチャンスあり

ハワイ移住と出稼ぎについての3つ目は、ハワイが好き、観光業が好きならチャンスがある点です。

ハワイの観光業はとても盛んであり、特に日本からの観光客向けのサービスでは日本語が話せるスタッフが重宝されます。このため、ハワイや観光業に対する情熱がある場合、そこからキャリアを築くチャンスがあります。

ホテル、レストラン、旅行ガイドなど、観光関連の職種では日本語スキルを活かせる可能性が高く、経験を積むことでさらなるステップアップも見込めます。

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まとめ

今回は、ハワイに移住するために必要な年収、生活費、およびその他の費用について詳しく見てきました。また、ハワイでの出稼ぎの可能性についても情報をお届けしました。

ハワイでのとても生活は魅力的ですが、住居費の高騰、生活必需品の高コスト、そして医療費の負担など、多くの注意すべきポイントもあります。

また、出稼ぎでの年収アップの可能性もありますが、ビザや労働許可の問題もあります。それでもハワイが好きで、観光業にぜひ従事したい方やキャリアアップへの情熱がある方なら、充分にチャンスはあります。

ハワイでの生活や仕事に関心がある方は、今のうちからしっかりと計画を立て、準備を始めていきましょう。

アメリカ・ハワイでいきなり仕事に就くことは非常に困難です。また日本で得られる情報は限られています。学生としてハワイに住んで、いろいろな情報や人脈を広げて生活基盤を作っていくという方法がおすすめです。

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